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旅行や出張にあると便利なスーツケースですが、容量や材質にいろいろなバリエーションがあり目移りしてしまいます。スーツケースを選ぶ上でみるべきポイント、実際にスーツケースを使う場合に注意しておくとよい良いポイントをご紹介します。
目次
- ポイント1.自分に合った容量について
- ポイント2.スーツケースの素材について
- ポイント3.スーツケースの開閉口について
- ポイント4.キャスターのタイプについて
- ポイント5.飛行機への機内持ち込みについて
- ポイント6.TSAロックについて
- ポイント7.破損時の対応保証について
ポイント1
自分に合った容量について
![自分に合った容量について.jpeg__PID:7e1848c8-33b5-4532-8696-87f51c0e67d0](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/c7c05b6029346416b472cd5a7e38e18b.jpg?v=1715060316)
スーツケース選びのポイントは『容量』です。
一般的には10Lが一泊分の荷物に相当するといわれています。
そのため、2泊3日ほどの旅行であれば30~40L程度が望ましいです。
予定している宿泊数よりも若干大きい容量が望ましい理由としては2つあります。
その1.お土産を入れるスペースの確保
お土産をスーツケースに入れられれば、荷物をまとめられるので、帰りの移動もスムーズで快適です。お土産を忘れてしまったり、壊してしまったりすることも防げますのでおすすめです。割れやすいものなどを運ぶときは緩衝材を使う、硬いものの近くにしまわないなど工夫が必要です。
その2.行きよりも荷物が増えるから
準備中に荷物をパッキングするときは、じっくり収納できるのですが、帰りは時間に追われたりして上手にパッキングできず、スーツケース内の容量を圧迫してしまう場合があります。
2つの理由からスーツケースの容量は10L(一泊分)×宿泊数+10L~20Lくらいがおすすめです。荷物が増えることを想定する場合はスーツケースの内容量を増やせるような拡張機能のあるものを選びましょう。
スーツケース単体では容量が足りない場合は、スーツケースと一緒に使うことを想定したレディバッグがおすすめです。
![スーツケースと併せて使いたい レディバッグ『GENESIS』](http://miraisell.com/cdn/shop/articles/WEBtopic202401genesisreadybag_banner_indextopic1200x900.jpg?v=1709022677)
ポイント2
スーツケースの素材について
ケースの素材も重要なポイントです。
ハードタイプとソフトタイプの2つに大きく分けることができ、さらに素材によって重量や耐衝撃性が異なります。
■ ハードタイプ
ハードタイプはABS樹脂、ポリカーボネート、アルミニウムなど使用しているものが多く、衝撃に強い点が特長です。素材によって、強度、重量、価格が異なっています。
![ABS樹脂.jpg__PID:ac3245a1-d0b0-4e5f-b134-b92f9fd73b19](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/ABS_93871fa5-a95a-4b97-934f-67ff61f0f856.jpg?v=1715332102)
ABS樹脂
ポリカーボネートやアルミニウムよりも軽い点が特長です。
ABS樹脂と聞くと、馴染みがないように感じるかもしれませんが、身近なものではテレビや冷蔵庫などにも使われている素材です。
他の素材としても比較的安価なため、スーツケースも手ごろな価格のものが多い傾向です。
素材自体の柔軟性が低いため、衝撃などでひび割れてしまう可能性もあり、耐久性ではポリカーボネート、アルミニウムの方が優れています。
![ポリかー.jpeg__PID:99336009-1421-480b-bd6c-e6b56d0e33c6](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/beaa9861ec331246f1f4160ad5c6d8dd.jpg?v=1715156973)
ポリカーボネート(PC)
最もバランスのとれた素材がポリカーボネートです。
重量においてもABS樹脂より少し重い程度であまり気にするほどでもなく、柔軟性があるので、高い耐衝撃性を持ちます。
価格についても手ごろに入手できるものが多くなっています。
![ABS+PC.jpg__PID:475c6796-10d3-4fad-88e0-89f1ef0c6db4](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/ABS_PC.jpg?v=1715068495)
ABS+PC
ABS樹脂とポリカーボネートの2つの素材を併用しています。
丈夫なABS樹脂に柔軟なポリカーボネート重ねることでひび割れにくくなり、ABS樹脂のみに比べて柔軟性が高まります。
2つの素材を組み合わせることで強度アップと軽量化を両立しています。
![アルミニウム.jpg__PID:3245a1d0-b07e-4f71-b4b9-2f9fd73b1924](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/b6ebc6cb0cc7b892bdd5ebc9def5a717.jpg?v=1715332103)
アルミニウム
耐久性において最も優れている素材です。
その分、重量も最も重く、高価な素材です。
高級なスーツケースの素材として用いられていることが多く、金属の光沢が美しいのが特長です。
非常に丈夫な素材なので、損傷を受けても割れることはありませんが、へこみや歪みが起こります。その傷を旅の勲章として楽しむこともできます。
■ ソフトタイプ
![ソフトタイプ.jpg__PID:45a1d0b0-7e5f-4134-b92f-9fd73b192499](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/adddc7392f10dbaf1584d03cd628b86c.jpg?v=1715332102)
ソフトタイプは素材にポリエステルやナイロンを使っているので、非常に軽いことが特長で、外出の際に荷物の持ち運びが快適になります。
素材の性質上、雨などが染み込んでしまうことや、ぶつかったときに衝撃が荷物に伝わってしまうことがあるため、防水スプレーや運搬時の注意、対策が必要になります。
スーツケースの軽さを重視する人にはおすすめです。
ソフトタイプのおすすめスーツケース
ポイント3
スーツケースの開閉口について
開閉口にはファスナータイプとフレームタイプがあります。
![fastenertype.jpg__PID:e744eca3-d278-430a-9e82-7c26072babc7](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/fastenertype.jpg?v=1715737912)
■ ファスナータイプ
ファスナータイプは軽いのが特長です。
また、外部から衝撃が加わった際に、ファスナー部分がたわんで衝撃を吸収します。
雨などが降ったときにはファスナーの隙間から浸水する場合があるので、スーツケースカバーをするなどして対策しましょう。
![フレームタイプ.jpg__PID:34b92f9f-d73b-4924-9986-2d3dcfa433d0](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/18cdd72bf0ef1f68d8aa6252f27d9910.jpg?v=1715332165)
■ フレームタイプ
フレームタイプは強度や密閉性に優れています。
フレームには硬質な素材が使われているので、丈夫で破壊されにくいため、防犯性も高いです。
雨などが降っても水浸を防ぎ、開閉時のアクションも少なく、便利です。
ポイント4
キャスターのタイプについて
キャスターについては2輪タイプと4輪タイプに分類できます。
![2輪タイプ.jpg__PID:b07e5f71-34b9-4f9f-973b-192499862d3d](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/2_86e589fc-2c7c-4972-a6fc-93d455930b44.jpg?v=1715332146)
■ 2輪タイプ
2輪タイプは、引っ張って運ぶことを想定されたタイプです。
キャスターの向きが固定されているので、悪路であっても安定した走行ができます。
ホイールも比較的大きいため、地面との摩擦も少なく、消音効果もあり、キャスターがスーツケースに埋め込まれているので、ホイールがすべて露出している4輪タイプに比べて壊れにくくなっています。
手を離したときの安定性も優れていて、バスや電車で手を離してもその場で自立してくれます。
2輪タイプのおすすめスーツケース
![4輪タイプ.jpg__PID:7e5f7134-b92f-4fd7-bb19-2499862d3dcf](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/4_dd4e9193-b526-4723-8cf4-0e52d8ad5b67.jpg?v=1715332146)
■ 4輪タイプ
4輪タイプは、押して運ぶことを想定されたタイプです。
キャスターが360度回転するので、小回りが利き、移動が快適です。
容量の大きいものは4輪タイプなことが多く、引っ張る形で移動するとスーツケースのスティック部分へ負荷や前輪だけに力が加わることで破損のおそれもあり、なるべく押して運ぶのがおすすめです。
電車やバスで手を離したい場合は、ストッパーがついているものを選択すると良いでしょう。
![ホイール.jpg__PID:5f7134b9-2f9f-473b-9924-99862d3dcfa4](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/29201bf9aad6dd3699988b2cca7e09e5_8fa69487-ac9a-4652-bad5-79d41602d4c5.jpg?v=1715332146)
■ シングルホイールとダブルホイール
キャスターのホイール部分にもシングルホイールとダブルホイールがあります。
シングルホイールは軽量ですが、ダブルホイールの方が力を分散するため、デコボコした道であっても安定した走行ができ、シングルホイールに比べて走行音が抑えられます。
ポイント5
飛行機への機内持ち込みについて
![機内持ち込み.jpeg__PID:4c292ef3-475c-4796-90d3-4fad48e089f1](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/4a3ebe540cc48a589ee9f8f23a951f91_3190b6f7-6ebd-40da-b0cf-e484b0c1cd6d.jpg?v=1715060439)
荷物の機内持ち込みに関して一般的なルールは以下になります。
・手荷物(スーツケース)と身の回り品(ハンドバッグ)など合計2つまで
・手荷物と身の回り品の合計重量が10kg以内
・身の回り品(ハンドバッグなど)は座席下に収納できる程度のサイズ(足元や膝上での保管は禁止)
・飛行機の座席数によって持ち込み可能な手荷物のサイズが変わる
【100席以上の場合】
手荷物(スーツケースなど)3辺の合計が115cm以内かつ、それぞれの辺が縦55cm×横40cm×幅25cm以内
【100席未満の場合】
手荷物(スーツケースなど)3辺の合計が100cm以内かつ、それぞれの辺が縦45cm×横35cm×幅20cm以内
機内に持ち込みに関する制限は航空会社によって異なりますので、荷物を準備する段階で航空会社ホームページの確認をおすすめします。
ポイント6
TSAロックについて
![tsa.jpg__PID:eca3d278-e30a-4e82-bc26-072babc7c9bd](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/tsa_5be7066e-aa5a-4e90-9bd9-48b9511462f2.jpg?v=1715737920)
TSA ロックとはアメリカ運輸保安局(Transportation Security Administration)の認める規格の鍵で、アメリカの空港で職員が荷物の目視検査する際にはマスターキーで開錠して、荷物の中身を確認するためのものです。
確認の際にスーツケースにTSA ロックがない場合は、スーツケースを破壊されてしまう可能性もあるため、トランジットなどで一時的にアメリカを経由するだけでもTSA ロック付きのスーツケースがおすすめです。
この背景には、2001年9月11日に発生した、アメリカ同時多発テロ事件があり、以降は空港でのチェックがより厳しくなりました。
航空会社によってはTSAロックが付いていても鍵をかけないようにアナウンスしている場合もありますので、事前に各航空会社の案内をご確認ください。
TSAロックはアメリカと一部の国で採用されていますが、アジアやヨーロッパでは中身を目視で確認することはほとんどないため、盗難予防のために鍵をかけるようにしましょう。
ポイント7
破損時の対応保証について
![破損時の対応保証について.jpeg__PID:2ef3475c-6796-40d3-8fad-48e089f1ef0c](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0705/1670/3517/files/5db08cfca776863870c9cb2809e487d2.jpg?v=1715060464)
スーツケースが破損してしまうシチュエーションはいろいろありますが、特に注意したいのが空港での預け入れから受け取りまでの間です。
海外では預け入れされたスーツケースが丁寧に扱われないことがあり、放り投げられる、高いところから落とされるといったことがあります。
それによって荷物が破損した場合は空港で破損証明書を発行してもらいましょう。この破損証明書の発行には注意点があります。
それは荷物を受け取ったその場で発行を依頼する必要があることです。
税関を通ってしまうと破損証明書を発行してもらうことが難しいため、荷物を受け取ったらすぐに破損が無いかをチェックするようにしましょう。
特に注意したいのはキャスター部分、スティック部分、鍵部分などです。
スーツケースで飛び出ている部分は特に損傷を受けやすいため、キャスター自体や周辺の割れはないか、スティックは一番長く伸ばして問題ないか確認しましょう。
鍵の歪みやスーツケースの開閉、内部の破損など実際に開けてみないと分からない場合もあるため、その場で開けてみて入念にチェックしましょう。
破損証明書があることで修理代を航空会社が保証してくれたり、旅行会社の保険対象になったりする可能性があります。
スーツケースメーカーが保証の条件にしている場合もあるため、自分のスーツケースの保証内容を見てみるといいでしょう。
スーツケースにはいろいろな違いがあるので、自分に合ったスーツケースを選んで、旅をさらに快適にしてみてはいかがでしょうか。
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